コロナ禍の中で思うこと

前回の更新から1年3ヶ月も経っている。

オーストラリアも4年目に入った。早いなあ。

 

コロナの影響により、移民局のビザの対応はストップ中。

1年半〜2年かかる、と言われていたパートナービザの再レビューはまだまだ先になりそう。

 

2月からマーケティングを学ぶため学校に通っていたけど、

半年経って、それも結局やめてしまった。

 

コロナのせいで、教室で受けていた授業は、

1ヶ月もしないうちにオンライン授業へ切り替わった。

30名弱のクラスメイトの中、アジア人はわたししかいなくて、

自分の英語力のなさに自信をどんどん無くしていった。

 

そんな中でBlack Lives Matter運動が始まり、

世界中で起こっている差別問題を目の当たりにして、

すっかり精神が参ってしまった。

買い物などのために外に出ようにも、それが怖いと思うようになったり、

何もしていなくても急にぼろぼろと泣き出してしまうようになったりした。

 

メンタルカウンセリングに行きたかったけど、

ビザの却下と共に剥奪されたメディケアの再申請も、

コロナの影響で進行が止まってしまっていて、

わたしは今何の保険にも入っていない状態になっている。

 

コロナ禍が始まる前に体調を崩し、

GPへ行って診察してもらったときに、

メディケアが使えないため5分ほどの診察で$70の料金がかかった。

 

メンタルカウンセリングなんていくらするのか、考えるだけでも恐ろしい。

 

精神の不調はどんどんひどくなって、英語がわからなくなってしまった。

聞き取れない。相手の言葉が意味をもたず文字のまま頭に残る。

話せない。単語が出てこない。声が出ない。

たしか、6月ごろのことだったと思う。

 

特に学校の授業でのこの症状がひどかった。

先生もさぞ、まったく英語のできない生徒が紛れ込んでいる、と思った事だろう。

 

結局、先月その学校も辞めてしまった。

情けないという思いもあるけど、最善の選択をしたと思っている。

 

また、頑張れる時に頑張ろうと思う。

 

 

仕事もずっと見つけられていない。

 

そもそも求人も不安定だ。

旅行業界で働いていた友人は、先日リダンダンシーの通知を受けたと言っていた。

 

 

焦らず、焦らず、と自分に言い聞かせているけど、

焦りと、不安と、自責と、不甲斐なさと、孤独で、眠れない夜がある。

 

 

わたしにできることは、今のこの期間を、

後から無駄ではなかったと思えるようにすることだと思っている。

 

好きなことをできるだけ。

 

学びたいことをできるだけ。

 

新しいことをできるだけ。

 

ひとつひとつ、自分が好きだったものを思い出す作業をしている。

 

本を読むのが昔から苦手だったのだけど、

先月からKindle unlimitedに登録した。

今日までに17冊本を読んだ。

年間読書数5冊程度だったわたしには大きな進歩だ。

 

 

 

シドニーもすっかり春がやってきた。

まだまだ大変な時期は続くだろうけど、

できるだけ前向きに、できるだけハッピーでいようと思う。